[]私の手元に来たセガ同人誌


 パソコン通信のアクティブやってセガファンと公言しているせいか、どこかから同人誌の通販情報を得たり、譲ってもらったりする事も少なからずあったりする。
そういう中から未だに手元に残している同人誌を、新春企画として紹介してみたい。私個人は古式ゆかしきセガユーザーなので?ゲームキャラに萌え萌え〜ってな感性はカケラも無かったりする。よって紹介する同人誌にはその手の○△ちゃんファンブック的な代物は全く無いので御了承の程を。

●メガ・ドライブの朝(あした) K.G.O.B.発行
 サブタイトルが「メガ・ディクショナリ最終版」。総ページ数160近くにも及ぶ超力作同人誌。
 メガドラ関連の単語、用語、関連語の解説を辞書形式にまとめたもの。ただし極度に シャレのキツい内容の為好き嫌いは極端に分かれる。…がディープなセガファンほど内容にうなずける部分が見受けられる。セガの内情にかなり詳しい人物が関係している節があり、ディープさは他の書籍の追従を許さない。発行当時業界内部にかなりの衝撃を巻き起こしたという話もちらほら。セガやシムス、ゲームアーツに関してかなり辛い評価を下しており、何故か魔物ハンター妖子の評価が妙に高いのが印象的(笑)
 内容はとことんディープであるが、丸々事実であるのかどうかその境界線は定かではないので(苦笑)信用するかどうかは読者個人が個々に判断すべし。
 ちなみに私、この本は某セガ社員さんから譲って戴いてたりする(爆笑)

●裏ディクショナリー2 K.G.O.B.発行
 前著「マッドディスティンクション」の続刊に相当する本。俗に言う「業界裏話系」の中でも著名な1冊。今回はセガ(関係者)数名の危ない座談会をコアにゲーム業界小話との2本柱で構成されている。とにかくこの座談会の内容が表に出たら一般雑誌や大手パソ通ネットが大騒ぎになるであろう程危ない系の話題がてんこ盛り(爆)。
 秋葉原のメッセサンオーで一時店頭販売してたにも拘らず、某所(笑)からの圧力で販売中止にされた…という茶呑み話が大阪まで聞こえてきた。内容の紹介は…遠慮しときます。

●SG−1000夜一夜Vol.1 Stand Up発行
 セガの初代家庭用ゲーム機「SG−1000」のソフト紹介の同人誌。
 紹介タイトルは「サファリハンティング」「コンゴボンゴ」「チャンピオンベースボール」「スタージャッカー」「パッカー」。他にSGハードの思い出エッセィ等。良く今の時代にこんな古い機種の同人誌が作れたなぁという点で素直に感心。
 コピー誌にも拘らず可能な限り画面写真を掲載しており、資料価値もある。当時を知らない人でもこのおかげで楽しく読めるのではないだろうか。
 内容はそんなにディープではないが、扱う素材がディープ(笑)。売れ行きはかなり好調だという評判を耳にしている。第2弾に期待。

●DEEP!MEGADRIVE ヴァフィヨーン団発行
 愛あるMDユーザーの気迫が集結しているその筋では著名なMD同人誌。かなり刊数 も出ており、私個人はオフセット印刷になってからの4冊を手元に持っている。
 Vol4「メガドラ紀の終わりに」では、MDバージョン紹介や鈴木裕部長の路上インタビューまで(笑)。極めつけは「発売ボツソフトリスト」(爆)。
 DEメガ「Remix」では表紙からウーズのパロをかましてくれており(笑)ウルフファングやガンフロンティアがMDで出る予定だった等の裏話もさる事ながら、圧巻はあの「おそ松くん」を作ったプログラマ氏はどんな人?というネタ(爆笑)。 続く「我が青春のメガドライブ」では体感ゲーム移植モノのキャットレース(BEメガのドッグレースのパロ)やGENESIS「NOMAD」のレビュー、5/5のメッセサンオーのMD掘出し市のレポート等。私の投稿が採用されてるぅ(苦笑)。
 昨年末のコミケで発売された最新刊DEメガ別冊「SEGA X(クロス)」はマークIIIソフトをGGでプレイ出来る改造やGENESIS「ソニック3Dブラスト」レビュー、ランスト2の設定画紹介、アレックスキッドボードゲームレビュー…等。
 著者代表のヴァフィヨーン原氏が決してオタクではなくヘヴィなマニアであるという一線を頑なに守っているおかげで気持ち良いマニアさ加減がMDファンの心情と見事にシンクロしてくれて実にGood!な1冊。

…とまぁ、ざっと以上の同人誌を紹介してみた。
入手の方法については各種雑誌等を探してみるか、コミケ等で実際にいろいろ当たってみる事をお勧めしたい。この企画において発行グループに直接連絡取ってないため、連絡先をここで紹介するのは気が退けてしまうという理由もあるが(爆)。

(宙太郎)



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