エイリアンソルジャー
創り手のこだわりというものがある。
卓越した技術が裏打ちする。
志しの判るユーザーがその向こうで受けとめる。
その難易度は挑戦状でありながら確実に受けとめられた時それは愛に変わる。
熱きアクションゲーム、エイリアンソルジャー。
半ばイッてしまったオープニングストーリーの後、4種の武器を選択してマイキャラの鳥人「イプシロン2」を操作し、若干数のザコを倒した後多関節を駆使した攻激で向かい来るボスを次々撃破しながら進んでいく。
流れはほとんど巨大多関節ボスの合間に体力回復アイテム代わりにザコ退治という感じで進む。ゲームは半端に途切れる事はなく、張ったテンションは闘いが終わるまで緩む事はない。
武器は4種。エネルギー制限と相手の属性による効果の関係もあり必要に応じて随時切り替えを要する。切り替えの瞬間は無防備。瞬時の判断が試される。
重要な特徴に「0移動」という瞬間無敵の高速移動技、そしてライフMAXの時にのみ0移動で体当たりダメージを与えられる「0移動爆装」の2つ。
4種の武器と0移動。己が頼れるのはコレのみである。
はっきり言って難易度は高い。
だがしかし、実にしっかり高いレベルでバランスが取れており、ボスの派手な動きを見きる事が出来れば必ず活路が拓ける。
撃破の後の心地よい安堵感、そしてすぐさま訪れる次の闘い。
これでまた、さらに熱くたぎるのだ。モニターと指と、己の血潮が。
確かにストーリーは語り足りてなく半端で消化不良である。
時間が無かった分、セブンフォース楓は全5形態と名前負けしてしまっている。
だが熱くなった奴にとって、そんな事は些細な問題でしかない。
創り手が何がしたかったかがちゃんと伝わり、受け手がきっちり受けとめられる。
クリエーターとプレイヤーとの間に、ソフトを媒体に確かに伝わるものがある。
1995年のMD末期。
語り継ぐべきタイトル。名を残すに値するアクションの知られざる名作。
それが、エイリアンソルジャー。
(宙太郎)
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