ダンジョン・マスター II  スカルキープ



88年に米FTL社からアタリST版が発売され、アメリカのみならずヨーロッパでも好評を博したRPG「ダンジョン・マスター」。
日本製マシンには、89年12月にFM−TOWNS版が発売されたのを皮切りに90年1月にPC98版とX68K版に次々と移植、またパソコンだけに留まらず スーパーファミコン、PCエンジン等の家庭用ゲーム機にもリリースされたのは御存知の方も多いでしょう。(PCE版はオリジナルでしたが)
そしてその続編「続ダンジョン・マスター カオスの逆襲」を経て製作されたシリーズ3作目「ダンジョン・マスター II  スカルキープ」が、初めてセガマシン用としてメガCDに移植されました。さて、出来の方は......?

ストーリー:




3Dダンジョンの中をリアルタイムで進行するRPGの元祖、と言っても過言ではないでしょうね。現在みたいにパワーのあるマシンがあった訳ではないので、最近の作品のようにポリゴンを駆使している訳ではなく、実質的には2Dダンジョンが上下に繋がってるのですが、その臨場感は決してひけを取っていません。
(個人的にはポリゴングリグリは酔い易いのでこちらの方が好み(笑))

またこのシリーズの特徴の1つとして、その自由度の高さが挙げられますが、今回も落ちている物は何でも拾う事が出来、何でも投げられます。それが例え仲間の死体であったとしても(^^;)。

前2作との大きな違いは、地下のダンジョンだけでなく屋外のフィールドも冒険の舞台になっている事ですね。当然地下とは違って様々な自然現象に遭遇します。雨も降ります。雷も落ちます。その雷に撃たれて全滅する事もあります(笑)。

また今回は各所にショップがありますので、お金で買い物をする事が可能です。モンスターを倒してその肉を売り払って稼ぐも良し、武器や小銭を持ってる敵を倒してそれを使うのもよし、とこの面においてもどんな手を使おうと自由です。ただし、店の中で店員に向かって物を投げたり攻撃したりしないようにしましょう。入り口にいる店の女将?が、どんなモンスターをも上回るパワーを持ってパーティを全滅に追い込んでくれます(^^;)。
(実はゲームを開始してまず最初に味わった全滅が、前述の落雷とそしてこの女将の鉄拳だった事は、な・い・しょ(自爆))

ゲーム中の謎解きはかなり難しい部類に入るでしょう。ある1ヶ所の謎を解くのに2〜3日掛る事もざらにあります。
しかし、実際にそれを解いてみると「そうか!こうすれば良かったのか!」と納得出来るものばかりで、理不尽な解法というのは特に無かったですね。あくまでも、このゲームの中でのルールに沿った方法で解決出来ます。

あとゲームを進めて行く上で大きな手助けになるのが「音」。
モンスターがいる方向からは足音や鳴き声が聞こえてきますし、扉の開く音や魔法の発生する音を頼りに謎を解く事も可能です。プレイの際にはヘッドホン装着が望ましいですね。

難点としては「とにかく遅い!!」これに尽きるでしょう(苦笑)。
モンスターもリアルタイムで動かしており、尚且つ雨や雷等の天候の変化の処理も行っているので、16ビットゲームマシンの中でも処理が速いと言われているメガドライブをもってしても、かなり辛い事は否定出来ません。
それと元々マウスでの操作を前提としていますので、標準のパッドでは操作が難しいでしょうね。最近はメガドラ用の周辺機器も安くなってるから、店頭から姿を消さないうちに(^^;)色々と揃えておいた方がいいでしょう。

他に「エンディングがあっさりしている」というのもありますけど、これは海外産のゲームにはよくあるという事で(笑)。僕が初めてプレイしたX68版の1作目のものよりはビジュアル的によく出来ていました。

最近の国産RPGみたいに各所にヒントが散りばめられておりシナリオの流れに沿っていけば必ずクリア出来る、というような甘いゲームではありません。しかしそれゆえに謎を解いた時の達成感は格別、もー多少の難点には目を瞑っちゃいます(^^)。でもラスボス対戦時の反応の遅さにゃ閉口しましたけど(苦笑)。

(KARA)



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