ぽっぷるメイル


ストーリー
「待て〜!」
森に大きな声が響く。エルフのおてんば賞金稼ぎ・メイルが獲物を追いかけているのだ。ターゲットはマリオネット強盗団首領、ナッツ・クラッカー。50万ゴールドの賞金首だ。だがドタンバで、あっさりトンブラされてしまう。
「あたしって才能ないのかな......」
さすがの元気少女も、これにはガックリ。
廃業まで考え出す始末。
「仕事をやめるにしても、まとまったお金はほしいな。らく〜に捕まえられて、たっくさんお金がもらえる賞金首、いないかな〜ぁ....」
と考えていると、なんと200万ゴールドもの巨額な賞金首が発表されていた。
賞金首の名は、魔導士・マテリアル・ホルン。どっから見てもパッとしない老人だ。
「よ〜し!最後にこいつで、ひと花咲かせよう!」
こうしてメイルは、マテリアル追跡の旅に出たのであった。
(以上、マニュアルより)

 日本ファルコムが1991年12月、パソコン向けに発売したアクションゲームをメガCDに移植したものです。
 基本的には横視点スクロール型アクションですが、お金を貯めて装備をアップしたり回復アイテムを購入出来たりとRPG要素も取り入れられています。マップのどこでもセーブできるので非常に便利ですね。ストーリーが進んで行くとマテリアルの弟子のタットやモンスターのガウを仲間 にして、プレイヤーキャラをそれぞれに切り替える事ができます。それぞれ攻撃 方法やジャンプ力、イベント時のリアクションが違うので好みで使い分けると良いでしょう。操作性も良く、バランスもうまく取れていると思います(^^)。

 元のパソコン版はプレイした事はないのですが、当時の雑誌記事を元に比較してみるとキャラが大きくなってアクションパターンも増えているようです。 またビジュアルシーンも元は止め絵だったものがアニメ&音声付きの物にされて います。ただしキャラデザがちょっとキツめになっちゃってるかな(^^;)?

 あとハードの制約か、ビジュアルの色数が少ない気がします。元々MDの色数が少ないせいなのか、会話をPCMデータとして持っている為に本体内のメモリを節約しているせいなのか不明ですが。(会話音声は凄くクリアです)

 ちなみにキャストはメイル役に林原めぐみ、タット役に石田彰、ガウ役には千葉繁(敬称略)その他となっています。 エンディング曲は林原さん....なのかな?(どこにも書いてないので(^^;))

 僕はアクション系はどちらかというと苦手なのですが、それ程詰まる事無く進める事ができました。細部まで丁寧に作られていて非常に好感が持てます。 これ以降のセガ・ファルコム製(と言われている)ソフトの全てがこのレベルで 製作されなかったのは非常に残念ですね。(ロードモナークは別格)

(KARA)

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