輝水晶伝説 アスタル


「幼い頃見た、TVアニメを思い出したアスタル」

 正直な話、私はアスタルに期待していなかった。"お子様向けのキャラゲーだろう”最初はそう思っていた。そして、Niftyの会議室を覗いていなければ、まずこのソフトは買っていなっかたと思う。

 終えて最初に漏れた言葉は、「ぬかった!こんなソフトを見逃すとは!!」これだった。"ポリゴン"、"実写”、新世代機の代名詞の様に次々とソフトに使われる技術の中で、従来の技術の発展させた演出の「アスタル」。飛躍的に増えた色数と、BGの拡大縮小回転による演出、目新しさは無いが安心感と、新世代機のパワーと巧みなプログラミングテクニックを見せ付けられた。

 しかし、見た目の良さが私に「ぬかった!」と言わせたのでは無い。このソフト何かプレーヤーに訴えかけてくるのだ。ステージ間のデモも、最近のアニメバリバリの物では無く、止め絵のスクロール。"地味だ"。しかし、あえてそうする事で、プレーヤーの想像力を掻き立てる。そして、そこで流れるナレーションは、お母さんが子どもに童話を読んで聞かせるような雰囲気だ。エンディングを迎えると妙に心が暖かくなるそんなソフトだ。子どもの頃見た、童話のTVアニメを彷彿させるそんな内容だった。

 全体的に非常に丁寧な印象を受ける。だが、残念な所も在る。後半の難易度の高さだ。特に"雲海シーン"の一発転落死。開発スタッフは低年齢層をターゲットとしたはずなのにこの難易度設定に疑問を感じた。確かにメガドライブからのユーザには物足りない位の難易度かもしれない。しかし、開発スタッフにはあえて難易度を低くして、あの爽やかなエンディングをより多くの子供達に見せて欲しかった。

(CAN−伸)

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