球転界


 MD時代硬派一辺倒だったテクノソフトの「球転界」。
 実際のピンボール台をシュミレートしたリアル系の物ではなく、コンピュータゲームの特性を活かしたピンボールゲームです。
 盤面は天空界、地上界、魔界と3段構造で、特定の条件がそろうと、ボーナス面にいけます。ちょっとギミック等が、同社がMD時代に移植した「デビルクラッシュMD」っぽいですが、かなり明るい雰囲気の物になっています。

 特筆するのは、意味も無く個性的なキャラクター達でしょうか(^^)。
盤面状のハーピーに球が当たるたんびに、「いや〜ん」(胸)「もう〜」(おしり)「いた〜い」(あたま)と、しゃべります。このしぐさが結構かわいく骨抜きにされた勇者がいるとかいないとか....。他にもよじのぼる事が生きがいのウサ子や、滝に打たれるサキュバス。盤面のキャラクターを眺めているだけでも楽しいです。

 また、何時でもセーブ再開出来る設計も親切で、気軽に中断再開できますから時間を気にしないでプレー出来ます。

 しかし、このゲームを楽しむには、ちょっと"慣れ"が必要です。
まず、球が不規則に変化するのです。特に天空界は、風が吹くのでボールが流されてしまうのです。この動きを掴むのに結構時間がかかります。この不規則な動きと盤面がよく変化するので、球を見失いがちになっています。
 また、球の跳ね返り係数が異様に高いのです。これは球の速度が速くなると特殊技が使えるシステムに呼応しているのですが、いきなりスピードが上がって跳ね返ってくるものですから、対応にしずらいのです。が、逆に慣れてくるとかなりスリルのある展開になるので、一長一短かなぁと思っています。

 乗りの良いサウンド。コミカルなキャラクター達。コンピュータピンボールの特性を活かしたギミック。ちょっと慣れが必要ですが、十分及第点を与えれるピンボールゲームの佳作だと思います。

(CAN−伸)


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