世界の車窓から[1]スイス編 〜アルプス登山鉄道の道〜



サタマガの読者レースでいきなり5位に飛び込んできて驚いた人も多いかと思われるこの作品。私も同じく驚いたあまり、つい買ってしまいました。パソコンではすでに5作目まで出ているという、地味だけど良質なマルチメディア系ソフトのSS移植版のこのタイトル。元はTVの5分番組でお馴染みですね。

今回は冬のアルプスへの列車登山という事で、

グリンデンワルト→クライネ・シャイデック→アイガーヴァント→ユングフラウヨッホ
                  ↑
  インターラーケン・オスト→ラウターブルンネン→ミューレン→シルトホルン

インターラーケン・オスト駅からスタートし、ラウターブルンネン駅で途中分岐。標高2971mのシルトホルンと、さらに高い標高3454mのユングフラウヨッホ駅が目的地となります。各駅から移動するとSSの中でもかなり美麗な部類のムービーが流れ、風景や車内の様子がつらつらと流れていき雰囲気を伝えてくれます。
そして駅に着くと、イラストマップが表れます。ここにマウスカーソルを合わせると、静止写真もしくはムービーが流れます。いささかパソコンの操作性そのままでSSならではの工夫に欠ける処はありますが、これはしょうがないでしょう。ここは素直に映像の美麗さに感動しましょう。それだけの納得のクオリティですから。
次の駅に向かうにはある程度駅周辺を散策してからでないと列車が発車してくれませんので、あわてる事なくゆーっくりのんびり見てまわりましょう。時々360゜パノラマ写真も出てきたり空撮ムービーもあったりと結構飽きさせない造りでうれしくなってしまいます。

静止写真はカメラに納める事が出来ます。つまり気に入った写真が表示されたらシャッターを押せばアルバムに残す事が出来るのです。枚数制限はありませんから気の向くままどうぞ。

そして次の駅へ。スイスの山々の風景を眺めながらのーんびりのーんびり。

一通り全行程を終えると、メインのイラストマップから好きな路線をオートプレイで楽しんだり、アルバムに納めた写真をソフト内の好みのBGM(全5曲、または無音)を聴きつつ眺めたりと、旅行の思い出を後から辿れるようになっていて、終わってからもBGVとして楽しめるようになってます。

エンドテロップが流れなかったのがちょっとだけ不満でしたけど。他に注文つけるならアルバムのアイコンがどこにあるのか見つかりにくかったのと(笑)最初にも書いた全体的にパソコンくさすぎる雰囲気に好き嫌いが出そう…ってくらいですか。

典型的な「好きな人向け」ソフトでしょう。ゲーム性はほとんどありませんし。
おなじみのナレーションで美しい映像を時間忘れて眺めていたい人には私は強くお勧めします。
製造本数もかなり少なく、プレミアこそ付いてないものの市場にもあんまり出回ってない、かなりレアなタイトルでありますが、長く手元に置いておきたいタイトルでもありますね。ぜひSSでもシリーズ化して欲しいものです。

(宙太郎)


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